2017年4月23日日曜日

【パコ合掌】

さてぇ〜【合掌造りの里の春】は、まぁまぁご覧頂けたかと思いますが、この里単に
【合掌造り】だけで【世界遺産】になったワケじゃ〜ないんだそぉ〜だ!
各集落にはウン百年間・十ウン代目とか云う(おさ)的な家が残っており、そこでは
家長さんが今も家を守っておりやす【守ってる】つってもベツに何か家業を継いでる
ってぇ〜ワケじゃなくって今は【資料館】として公開して家長さんは往時の生活風習
を幾ばくかの入館料を取って説明してるってぇ〜仕組みになってるようです!



ここ【村上家】もそんな現存している資料館のひとつ! 300円払って中へ入ると



昔懐かしぃ囲炉裏が切ってあり自在鉤に吊してある釜には、薬草茶が点ててありやす



チョチョイと囲炉裏をさぐるとパッと火が起きます!ドォ〜いう仕組みになってるか
まっ、それはここでは置いといて火が起きた囲炉裏端で本当は岩魚の塩焼きでも焼きながら日本酒でも一杯やりたいとこですが、ここではご主人の昔のお話を聞きます!

(囲炉裏端で訥々とお話が続きます)

超々手短に言うとここはかつて【前田家加賀藩】ってぇことになってるんだそぉです
加賀藩と言やぁ〜【百万石】ですが、ドォ〜見たって米の一粒も獲れるような田んぼ
なんてありゃしません! だもんで【夏は養蚕・冬は和紙作り】ってぇ〜が数少ない
産業だったそぉ〜な!がぁ〜年貢米の納められないに前田のお殿様はそんなには甘く
ありません!そこで考えたのがぁ〜コレ

養蚕で繭を作ったお蚕さんが桑の葉っぱをムシャムシャ食べた時に出した糞を使って
【焼いたりぃ〜晒したりぃ〜土に埋め戻したりぃ〜】とか色々コネクリまわしてると
これがナンと【塩硝】に変化するそぉ〜な!それをドォ〜しるか?っちゅ〜とコレに
更に硫黄と炭の粉をまぜると・・・ナァ〜ンと【黒色火薬】なるそぉ〜な!

簡単に云やぁ〜当時の軍需産業の一旦を担ってた!ってぇ〜ワケで秘密の軍需工場!
ってぇ〜位置付けだったらしく加賀藩に厚く保護されてた!ってぇ〜ことらしぃ〜!
んでもって最後に自慢のノドを?聞かせて頂きました! ドジョ!


(デェ、デェ、レコォデェ〜〜ン♪ってかぁ〜!)

ご主人のノド自慢が終わると館内見学です! 急勾配な梯子状の階段を登って二階へ
(基本スノコ敷きでスケスケ、高さは6尺:約1.8mってぇ〜とこか)
(釘・鎹の類は使いません!柱を組み、縄で縛るだけ)
(お蚕棚)
まぁお蚕棚とか江戸時代の農耕具の類は爺ぃのオラァにはそんなに珍しくはなかった
これはもう一軒チョット離れた所にある、やはり塩硝作りに携わっていた長の家です



中の仕組み、カラクリ、そして展示物はホボホボ同じです!チッと違うのはご主人の
お話の調子ってぇ〜とこでしょうか!ちなみにご主人のお話にヘムヘム相槌を打って
いるのはお恥ずかC・Cプカパコリン当人であります! ガハッ!

さて、今回は観光タクシーなるものを使って、見るべき所は車で移動ササッと回って
見終わりした!宿はこの谷間をクネクネと深く削って流れる【庄川】沿いにあるお宿


(雪解けの水を集めて速し?庄川ってかぁ〜! チト濁ってます!)

(最近改装成った国民宿舎!キレイでした!)
以下、番外・・・
(側溝の蓋にも合掌の絵柄が図案化されてます)

これは修復中の?っつぅ〜か萱を葺き替え中の合掌造り! 昔は村の衆総出でやった
らしぃ〜のですが・・今となっては専門の業者が入ります! これも時代の流れか?土地の日本酒(三笑楽酒造)をグビグビ呑んでパタッとベッドに倒れる様に寝ました明日はこの山奥を脱出して日本海側のチッと都会に出まぁ〜す! ツ・ヅ・クゥ〜!


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